【まさかの無人島:前編】三十路アレッ子カップルの人生初☆ガチキャンプ泊in長崎大村湾・田島

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みなさん、夏休みもとっくにもう終わってしまいましたね…。(この記事は夏休み前から書いていました…時間がかかりすぎてしまいまいたトホホ…。)でも!炎天下の日が続く中、本当の行楽シーズンはこれから!

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今回は秋の旅行にもぴったりな長崎県大村湾にある小さな無人島「田島」で体験した、ガチキャンプ旅の模様をお伝えします♪「田島」には電気・ガス・水道が整備されておらず、自然を思う存分楽しまざるを得ない環境が揃っているんです。

都内では全く体験できないことの連続に、東北の大都市育ちのアレッ子男子(通称アレダン)と本職が旅フォトグラファーの東京育ち・れっどさんの二人で果敢に挑んで来ました。お互いにアトピー体質でもある私達がガチキャンプをしながら1泊2日を過ごす挑戦…無事に東京に帰還できるのか⁉詳しい内容は本文を御覧ください。

※本記事はれっどさんが自身のInstagramに投稿した内容をダイジェストとしてまとめ直したものとなります。もっと詳細を知りたい方はぜひ私のInstagramも覗いてみてくださいね。(アカウント情報は記事末尾のプロフィール情報にて。)

目次

旅の始まりは羽田空港から

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初めてのキャンプ泊ということもあり、前日までにたくさんのキャンプグッズを最低限の予算で揃えた我々(ダイソーにすっかりお世話になりました)。持ち物は出発時には、リュック2つ、大きなボストンバッグ2つとなりました。

朝8時台に電車に乗り羽田空港へ。約1時間ほどで羽田空港第1ターミナルに到着し、早速チェックイン。最近はチェックインの機械がたくさんあるので、あまり待たずに手続きを終えることができます。また、「タッチ&ゴー」というシステムを利用できる場合はチェックイン機の利用も不要なはず。

チェックインのあとは一瞬、3階にあるコンビニ「セブンイレブン」に立ち寄り(出発ロビーが2階です)。搭乗前または機内で食べられるようにいくつかの食べ物を買いました。ちなみに私は出張のときも含め飛行機に乗る前は羊羹を購入していることが多いですが、今回は米粉入りのパンにしました(小麦を含みます)。

by red / 右が蝶々結び、左が松葉結び(私が仕事で実際に使用している冬用登山靴です(モンベル)。)

開封前の食べ物と飲み物をカバンに入れて、手荷物検査場へ。ここで注意したいのが、帽子・上着・くるぶしの隠れる靴の扱い。まず、帽子・上着は脱いで、他の手荷物と同様にトレーに入れましょう。くるぶしの隠れる靴(ハイカットスニーカー、登山靴、バイク用の靴、ブーツなど)は脱いで備え付けのスリッパに履き替えるように指示されます。ここでモタモタしないようにササッと靴紐を外せるようにしておくのがベターです。どうでもいい豆知識ですが、靴紐の結び方は蝶々結びより松葉結びにしておくほうがスムーズに靴が脱げます(笑)。


そうして検査場を抜けたらいよいよ搭乗口へ向かいます。ですが、今回はちょっとおもしろい搭乗口→バスラウンジ搭乗口でした。

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バスラウンジ」と書いてある案内板通りに進んでいくと、1階部分になんと広々とした待合スペースが(売店も自販機もいっぱいあります!)こちらにある該当の搭乗口からゲートを通ると、そのすぐ先にリムジンバスが停まっているんです。

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これに乗り込み、飛行機がたくさん待機している空港内を移動して、少し遠くに待機している該当機体まで向かうという仕組みなんです。おそらく初めてこのルートで搭乗する方は心躍る体験になることでしょう!

機内ではコーヒーと共におもしろ映画を鑑賞

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バスを下車して、目の前にある飛行機にタラップから搭乗。必要な荷物だけを手元に残し、荷物を収納棚に入れて席についたら、まずは座席下についているジャックからスマホの充電を開始。機内で使えるWi-Fiを設定し(今回はJALだったため、無料会員登録で使える無料のWi-Fiがありました)機内モードに。

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飛行機のドアクローズのアナウンスが流れ、機体が動き出したら、iPhoneのタイムラプス機能で窓の外を撮影。飛び立つまでの一連の動きはタイムラプスで見るととても面白いので、iPhoneユーザーの方はぜひ試してみてくださいね。

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離陸ししばらくしてベルトサインが消えたら、ドリンクサービスタイムの始まりです。JALではコーヒー、お茶、ジュース、スープなどから一つ選んでご提供いただけますが、私は毎回コーヒーを注文しています。

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今回アレダンは、JALオリジナルジュースの「ももぶどう」をセレクト。ちなみに人気のドリンクは「ビーフコンソメスープ」です。「ももぶどう」についてはJALのオンラインショップで、「ビーフコンソメスープ」についてはネットショップでも購入できるため、そのHPにてアレルゲンを確認することができます。事前に調べて行くと、スムーズに注文ができると思いますよ。
>参考:JALオリジナルドリンク スカイタイム(ももとぶどう)6本セット
>参考:明治 JALスープビーフコンソメ 8袋×5個

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ドリンクをいただいたら、予めダウンロードしておいた映画鑑賞を。国内線の場合、鑑賞できる時間は30分程度なので、映画の場合はどこで止めても良さそうなライトな内容のものを、ドラマやアニメも続きが気になりにくいものを1本用意しておくのがおすすめです。

着陸態勢に入る5分ほど前に機内アナウンスが流れるので、トイレに行くならここが最後のタイミング。心配な方は念のため行っておきましょう。通常、着陸までは30分程度ですが、天候の関係で機体の体制をうまく保てない場合、着陸を何度かやり直す事があり、30分では済まないこともあります。

無事、長崎空港へ到着→タクシーでスーパーへ

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無事大きな問題もなく定刻通り長崎空港に到着。預けていた荷物をピックアップしたら急いでタクシー乗り場へ。というのは、キャンプで食べる食材のうち、一部は空港近くのスーパーで調達しようと考えていたからです。

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止まっていたタクシーに乗り込み、お年を召しているように見える運転手さんに私から「スーパーに行きたいです」と伝えると「スーパー銭湯だな」と言われたので「いえいえ、スーパーマーケットです。食材を買いたいのです。」と訂正。すると「だからスーパー銭湯でいいんだな?」と逆ギレされはじめ…。アレダンが改めて「マックスバリューというスーパーマーケットへ行きたんです。」と伝えたところ、運転手は無言でメーターを起動し車を動かしました。返事が無かったのが心配だったので「マックスバリューの場所って…」と私が切り出したら「わかってるから黙ってろよ」と言われました…。地方のタクシーだとほんのたまにハズレを引くことがありますが、今回は引きたくなかったハズレでした。

そのまま無言のまま目的のスーパーに到着。クレジットカードOKの掲示もあったので「クレジットカードで…」とのお願いするのに被せるように「いま機械が壊れている」と突き返され。。これ以上この運転手と会話をしたくなかったので、現金をちょうどの金額出して、レシートも貰わずに車を出ました。

by red / あまりに大変な状況だったので、これは帰りに同じ場所を通った時に撮影しました。

この後実はまた空港近くまで戻らなければならず、その上かなり時間がなかったので、本当はここでタクシーに待っていていただこうという段取りを想定していたのですが、はじめから計画倒れ…。でも止まっている時間は無かったので、急いで水やら生鮮食品やら野菜やらお酒やらを購入し、10分ほどで店を出ました。

ここで、先程とは別のタクシー会社から迎車をお願いしようと電話をかけまくるも、全然繋がらない。やっと繋がったかと思ったら「営業エリアが違うので配車できない」と言われる始末。すでに島のスタッフさんとの待ち合わせ時刻を過ぎており、大きな荷物たちと食材の入ったクーラーバッグを持って、暑い日差しの中(5月でした)15分ほど歩きました。

by red / あまりに大変な状況だったので、これは帰りに同じ場所を通った時に撮影しました。

その間にやっと1件のタクシー会社から配車をお願いできることに。近所のわかりやすい場所を…と思い地図であたりを見てみると、なんと先程の運転手が何度も決めつけてきたあの「スーパー銭湯」が。我々はその施設の駐車場で迎車タクシーと待ち合わせをし、なんとか空港までのとてつもない距離を歩かなければならないフラグから開放されることとなりました。ちなみに長崎空港は大村湾に突き出した孤島のようになっていて、本土とはながーい橋で繋がっています。この長い橋を歩いて渡るなんて、5月の気温下では完全に自殺行為でした。

大揺れチャーター船で田島へ上陸!

by google map


ここで田島への上陸方法をご案内しますと、大きく3パターンがあり
①空港で1泊2日のレンタカーを借りて「田島BASE」へ。そこから船で上陸
②空港からバスでハウステンボスへ。そこからスタッフさんの車で「田島BASE」へ。そこから船で上陸
③事前予約制のチャーター船で長崎空港から直接島へ
予算や楽さなどを総合的に考えて我々はを選択していました。

タクシーの運転手さんに「チャーター船が止まっている場所があるようなんですが」と伝えたら「ああ、ありますね。ではそこに向かいますね。」とおっしゃってくださり、とても安堵したのを覚えています。この間、LINEで島のスタッフさんとはやり取りをしていたので、状況も細かく共有でき、ご迷惑をかけてしまっていたもののすごく安心感があり助けられました。

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船着き場の入口につくと管理人のおじさまがいて船の乗り場をすぐに教えてくださったのでスムーズに船にたどり着くことができました。船には3名のスタッフさんがいらっしゃり、皆さん我々と年齢が近そうな方々。荷物を先に船に乗せ、我々も乗船。ライフジャケットを身に着け、いざ出航!

by red / 島のスタッフさんもがっちり捕まっているくらいの大揺れ

大村湾は空港付近を離れれば少しは波が穏やかになるところなのだそうですが、この日はちょっと激しめ。もうずっとディズニーシーの「インディージョーンズ」に乗っているような、バッタンバッタンの波の揺れを受け、座っていたら具合が悪くなってしまう〜〜と思い、早めに立つ姿勢を取り、更に酔い止めを口に放り込みました(苦笑)。また、私はカメラを構えていると酔いにくくなるので、ずっと何かを撮っていました。撮影に夢中になりすぎて船の内側のボルトで切り傷を作ってしまいましたが、それくらい”おっかな楽しい”約40分の船舶移動を楽しみました。ちなみに船の速さは原付バイクよりも遅いくらいだったとのこと…

>参考リンク:チャーター船について

by red / 大揺れの中撮影

田島は大村湾を挟んで長崎空港の真反対側に位置しているため、船では湾を縦断するような形に。似たような大きさの島が点在してくるようになったら到着が間近。その後、島の船着き場に停泊し、無事、田島へ上陸となりました。

「ぼうけんのしょ」で島での過ごし方や注意点を学ぼう

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島についたら「朝陽の家」へ。縁側にワンちゃん2匹が住んでいる大きな古民家です。中には囲炉裏や広間、ハンモックチェアがあり、暑い日差しを避けるにはうってつけの建物でした。こちらに一旦荷物を集約します。

by red / ぼうけんのしょの説明

荷物の運び込みが終わって、1泊するのに必要な薪一式&(島のある)西海市の指定ゴミ袋などをいただいたら、スタッフさんから島での過ごし方や施設・設備に関する説明を受けます。ここで利用するのが「ぼうけんのしょ」。島で過ごす上での心構え(田島憲章:①あるものを楽しむ、②自分の身は自分で守る、③五感を使う)や、山・海に棲む毒性の高い生物とその対策などがまとまっており、この内容に沿って一つ一つ確認していきます。

by red / 島の危険生物についての説明

一番印象深かったのはやはり「毒性高めの生物たち」一覧。海にも山にも、刺されたら救急搬送レベルの猛者がいると聞き、”なるようになるさ精神”の私もちょっと自信がなくなる瞬間でした。エピペンをいつも所持している方は、絶対エピペンを忘れてきてはならない…!と思いました(れっどさんはエピペンは持ってないです)。

ご説明が終わったあとは施設案内。まずは島生活に必要な調理器具や寝床、アクティビティ関連のグッズが揃う「夕陽の家」へ。

by 調理器具レンタルスペース

島にはキャンプで必要な道具は一通り揃っています。今回体験させていただいた初心者向けの「無人島で手軽に冒険キャンプ×サバイバル体験」プランには以下のものが含まれてるので、基本的な調理グッズは現地で借りられると思ってOKです。

*コースの内容(料金に含まれているもの)*
・入島料
・送迎渡船料(空港からのチャーター船は別料金。これは田島BASEとの往復船です)
・BBQ網or鉄板、炭利用料(所定の場所で利用すること。地べたNG)
・食器・調理器具レンタル料
└火バサミ、トング、飯ごう、羽釜、包丁、まな板、紙皿、割り箸、コップなど。
・テント・寝袋レンタル料
・火起こしワークショップ参加費
・無人島探検ガイド参加費
・焚き火用マキ
・ドラム缶風呂体験料※屋外・海水(後述する真水利用の五右衛門風呂は別料金です)

>参考:【宿泊】無人島で手軽に冒険キャンプ×サバイバル体験コース詳細ページ

by red / 実際に借りたもの

ここで借りたいものを一式選んだら、次は五右衛門風呂へ。

by red / 明るい時間帯の五右衛門風呂

実は島のお風呂事情について、事前に電話でお伺いしていた我々。ドラム缶風呂がセットで付いているものの、海水利用とのことでした。二人ともアトピー体質で、私は塩気の強い温泉(ラクーアなど)のお湯でも痛みを感じたことがあったことから、海水のお湯は避けたいと考え、オプションの五右衛門風呂をお願いしました。
※五右衛門風呂オプション料金:1組3000円。事前予約制。

by red / 五右衛門風呂のかまど

五右衛門風呂は井戸水(真水)のお風呂。内装はとってもきれいで雰囲気バツグン☆脱衣所も二人なら狭くないし、ご案内いただいたときから「いいお風呂だなぁ」と思っていました。
なお、五右衛門風呂のお湯はもちろん自分で沸かさなければならないので、建物の外側にある竈門についてもご説明いただきました。明るい時間帯に見る分には「全然余裕」と思っていたのですが、いざ沸かすタイミングになると…まあ大変でした(汗)。詳しくは後ほど。

by red / 島の女性トイレ(男性トイレは別)

続いてはお手洗い!「無人島のお手洗いなんて海の家よりもキタナイんじゃないの…?」と思っていた私。ですが、これがものすごく失礼な先入観で、実際は手入れもされていてなかなかキレイ。男性用はイベント会場等でよく見かけるタイプの設置型トイレでしたが全然臭くなかったですし、女性用はちゃんと洋式陶器の便器で扉も閉まる!小さな虫たちがいくつか住処にしてはいましたが、日差しも入り込む設計になっていて素敵でした。

by red / 写真左手前がピザ釜

続いて、島の居住スペースに2箇所ある調理場へ。一方は炊事場、一方はBBQ向きの場所となります。それぞれに井戸水を引いた蛇口が設置されている水場や、石組みのかまどがあり、お料理をするスペースは十分。さらにBBQ向きの方には手作りのピザ窯も!しっかり洗ってから使えば、米粉のヴィーガンピザも作れたかも?と、少し後悔しちゃいました(苦笑)。

メタルマッチってなんぞ?!ちょっと文明を感じた火起こし体験

by red / ご用意いただいたメタルマッチ。全部試させていただきました。


施設を一巡りしたあとは、スタッフさんによる火起こしのレクチャー。予め大小さまざまな枝やコットンをご用意いただいており、まずは積み方などを教えていただきました。また、火の付け方の説明でびっくり。私はてっきり火起こし棒で摩擦熱を起こして火種を作るのだと思っていたのですが、使用したのは、鍵が2つ繋がったような「メタルマッチ」というグッズ。

by red / メタルマッチで火をつけている私

手でつまむような形状がついている方を動かさないように持ち、棒状になっている方を思いっきり引くことで火打ち石のような状態が起き、火花が発生するという仕組みになっています。慣れるまで少し練習が必要ですが、コツが分かってしまえばお子様でもできるほど簡単に火花を出せるようになります。すごい文明の力!

by アレダン / 「火おこしした感想は?」と聞かれ「…楽しかった」と答えた私

さて、メタルマッチの使い方がわかったら、組み上げた枝の根本部分に詰めておいた脱脂綿に火花を移すように火をつけてきます。火種ができたら素早く火種を枝で覆い、しっかり火が広がっていくようにします。すると、ちょっとずつ煙が上がって火が大きくなってきますよ。(ちなみに、もっとスムーズに火をつけたい場合は、着火剤とチャッカマンを用意しておくと便利です。さらにうまく行かないときはガスバーナーを使いましょう…。水気を帯びた枝は燃えにくいため…。)

テントを建てよう!

by red / 完成状態


火起こしができるようになったら、早めにテントを立てます。テントには様々な形のものがありますが、今回は初心者でも立てやすいという「八角形型」のテントをお借りしました。

by red / 人生初のペグ打ち

まずテントの下には水が滲みてこないように「グラントシート」というものを敷きます。今回のテントは少し大きめだったので、グランドシートを2枚敷きました。その上にテントの内側部分を広げていきます。更にその上に屋根となる外側の部分を取り付け、周りをペグと呼ばれる杭で止めていきます。ペグと、ペグを打ち込むための小さなトンカチはテントセットに入っていますよ。

by red / 軸を立てたアレダン

最後に、内側に入り、テントの中心部に軸となる柱を建てます。これでテント設営は終了です。他の形のテントですと、骨組みを屋根部分に入れたりなど手間が増えるものの、このテントはすごく簡単で、付属の説明書を読みながら20分強で建てることができました

by red / ディレクターズチェアを勢いよく出す私

テントの外側には島でお借りしたディレクターズチェアを置き、なんだか雰囲気も出て”イイカンジ”でした。

島の緑を体験しながら燃やせるものを探そう

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どんどんやることを進めて行かないと海で遊ぶ時間がなくなっちゃう!ということで、次々とミッションをクリアしていきます。次に行ったのは、夕食と五右衛門風呂の火起こし用の「燃やせるもの」探し。基本的には小枝から中ぶりの枝までを探せばよいのですが、野山を探検している間に、ちょっと成長したタケノコとかも見つけたのでそういった珍しいものもどんどん収集していました。

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探検中には、映画で見るジャングルのように美しい池にも出会えて感激。「こんなにきれいな景色がこんなところにあるんか⁉人でごった返している絶景地より遥かにいいべ!」と思ってシャッターを押していました。

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また木々の根元に白い点々を見つけ、なんだろうと見てみたらなんと細っーいキノコ!小さいころに教育番組で見ていた「えいごリアン」(これ通じる方、世代が一緒ですね←)のきのこみたいな。こちらも珍しくてパシャリ。

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さらに別の方角にある山に入ってみると茂み!茂み!茂み!でもその草をかき分けて進むと、なんとたくさんのよもぎが♡「ああ、、もち粉を持ってくればよもぎ餅が作れたなぁ…(デジャヴ)」と思いつつ。

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さらに足を進めると、今度は大きなツリーハウスを発見。こちらは「ターザンの家」「魔女の家」という建物で、子どもたちが遊ぶのにちょうどいいサイズになっています。ちょっとした仕掛けを使うと閉じられている道が開けたり…遊び心満点のスポットでした。

そこからもう少し歩いてみると今度は木に設置された高台が。こちらは島のオプションアクティビティ「ジップライン」のゴール地点。実は島ではジップラインまでできちゃうんですよ〜〜。森の中を滑空できるルートになっているそうで非日常を感じるには最高かも。

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その他にも海に面した広場に舞台がありました。団体で来ればちょっとした出し物や発表もできて楽しそうだなと想像が膨らみました。

ちなみに、我々が島散策をしている間、スタッフの方々は草刈りなどをされていました。大きな機械で丁寧に整備されていて「かっけー!」と思いました。

海で遊ぶぞ!

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生活の準備がなんとか整ってきたら、残りの時間は海で!ということで、水着に着替えて入江に向かいました。入江はテントから走って10秒!超近い(笑)。しかも我々が宿泊した日は実は利用者が我々のみだったということもあり、入江も広々と楽しませていただきました。

by red / 逆光がすごい

遊ぶぞ!とはいっても、二人で海に来たのは初めて。プールも市民プールに2回ほどしか行ったことがないので、どう遊べばいいかもあまり思いつかず。とりあえず100円ショップで購入してきたビーチボールで遊んでみました。が、風で飛ばされてしまって長続きせず…。

あっさり諦めて、今度は”なめらかな石”探しをしながら入江探検をすることに。入江には角を削られたなめらかな曲線の石が転がっていて、お土産に持って帰りたくなるような可愛らしい形のものもたくさん見つけられました(自然のものなので、ちゃんと戻しました)。

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入江の先端に進むとゴツゴツとした岩場が増えてきます。サンダルで歩くには危ない場面もあるので、入江散策の際はウォーターシューズを履いておくことをおすすめします。

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入江を引いて見てみると、まるでハワイのプライベートビーチ。日本にこんな場所があったんだなぁ、知らないだけでソンしてるなぁと思った時間でした。

いよいよ夕食!!買ってきた食材をどんどん焼いて温める♪

by red / 翌朝の食事も一緒に写っています

太陽が傾いて来た頃、そろそろお腹も空いてきたので食事の準備を開始。夕食のメニューは以下でした。
・焼き鳥
・チキチキボーン
・エビ
・ズッキーニ
・しいたけ
・ナス
・とうもろこし
・にんにく
・プラントベースガパオライス(カゴメ ※ガパオライスは販売終了商品です)
・防災食のお米:白いごはん。(ネットショップまたは羽田空港直結「羽田エアポートガーデン」内「sigusa」で購入可能。)

by red / ガチで美味しそうなナス

アレダンが一生懸命火起こしや下ごしらえ、調理をしてくれていたので、私はカメラとお米担当をしていました…。夕陽に照らされながらの食事支度はまさに”エモい”時間で、焼き立て&炊きたてアツアツのごはんとお酒はサイコーに美味しかったです♡

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夕食の中でもこだわって用意したのは「カゴメのプラントベースシリーズ」と「白いごはん。」。
たくさんのお野菜がたくさん取れるのに、味がしっかり濃くて美味しいという最強食品である「カゴメのプラントベースシリーズ」はパスタ・ドリアに使えるソースからカレーなどまでたくさんラインナップがあって、どれを持っていこうかすごく悩みました!個人的にはアラビアータが好きなのですが(ご飯や麺も用意せずにソースオンリーで食べるくらい好き)、せっかく島に行くんだから、ちょっとアイランド感あるもののほうがいいかな〜という思いから偏見でガパオライスを選びました(現在販売終了。再販しないかなぁ…)。
>参考:カゴメのプラントベースシリーズ|公式HP

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白いごはん。」は防災食に見えないおしゃれさが素晴らしい一品。実は熊本豪雨を機に作られた商品なんです。農家の南翔悟さんが被災された経験をもとに保存食を制作されはじめたそうで、アルミ缶の容器を使用しているのは水害にも対応できるようにとの配慮から。しかも保存期間は通常の保存食よりも長くなんと8年!(臨床実験では10年が保証されているとのこと。)一度炊飯した後にフリーズドライ状態にして真空状態缶にしているため、美味しさキープ力がすごい。保存食と思えない美味しさでびっくりしますよ。
もちろん缶のままご飯を作ることもできるんですが(お水でもお湯でも作れます)、飯ごうをお借りできたので「せっかくですから」と飯ごうで炊いていただきました。もっちりお米で美味しかった〜!
>参考:白いごはん。|Sigusa公式HP

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陽がどんどん沈んでいくと同時に風が冷たくなってきたので、一旦お着替えもしました。キャンプ地での寒暖差は激しいので、ウィンドブレーカーや秋冬用のちょっと厚手の上着も持っていくと万全です。

気づくと真っ暗!早くお風呂を沸かさなきゃ(^_^;)

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焼いて食べることが楽しくて夢中になっていたところ、気づいたらあたりは闇に包まれる寸前でした。「あれ、お風呂沸かさないとやばくない?」と焦りだし、一旦お風呂へ。

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着いてみたら建物の中も外も真っ暗!えっえっえっ、と思いながら、とにかくありったけの明かりを集めて建物の中を照らし出し、湯船にお水をため始めました。こんなに必要かな?と思うくらい懐中電灯やら電気ランタンやらを持ってきておいてよかったと思いました。やっぱり「備えあれば憂い無し」です。

by red / かまどの火を起こすアレダン

お水を貯めつつ、懐中電灯一つを持ってアレダンは火起こしを。私は小さなランタンを片手に急いで夕食の片付けを。あまりに辺りが暗すぎて怖く、「火を消してしまったらどちらの方向に歩けばいいのかもわからなくなってしまうなぁ」と思い、炊事場の火は消さずに、一応お湯を沸かしておきました。(寝る前にお茶を飲みたくなる気がしたので…。)

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お片付けをして約20分ほど。そろそろいい感じかなぁと思ってアレダンの様子を見に行くと「火が持続しない。消えちゃうんだ」と苦戦している様子。選手交代して、私が火起こしをすることにしました。ここでは”念のために”と百円ショップで買ってきておいた着火剤が大活躍。また、スタッフさんにお借りしたガスバーナーも使って、とにかくガンガン燃やしていきました。
>参考:着火剤|ダイソー公式HP

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炊事場のかまどとお風呂場のかまどには大きな違いがあって、炊事場の方は風の通りが横と上で空いていることで良くなっているから一生懸命うちわで煽がなくても空気が流通したのですが、お風呂場のかまどは天井部分が湯船の底になっており、空気が入るのは薪を入れる横の扉のみ。「ということは、しっかり空気を送ってやらないとなかなか火が大きくならないということなのでは…」と思い、火種ができたらどんどんうちわで煽ぎました。

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おそらくママさん方はご存知かと思いますが、一箇所により効率的に多くの空気を送り込みたいときは”スーパーのレジ周辺においてある薄い袋を開けるときの技”を使うのが効果的。袋を広げたいとき、風船のように口をつけてフー!とやるよりも、少し袋の口から離れたところから息を吹くほうが、周りの空気も巻き込む風の流れができて、早く風を送り込めるのです。

今回はこの原理を利用して、かまどから30cmほど距離を取ったところから大ぶりにうちわを煽ぎました。すると火はガンガン大きくなっていき、かまどの前は灼熱の暑さに。炎はやっとこ湯船の底に届き、それから10〜15分ほど炎を上げ続けてやっとお湯が暖かくなりました。夕方の風で寒かったことなど全く忘れ去ってしまうような時間でした。

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お風呂が沸いたので二人で入浴。湯船は二人いっぺんに入るには少し狭めだったので、交互に入りました。お風呂場にはシャボン玉石けんが設置されていましたが、一応石鹸とコンディショナーを持ち込んだので簡単にご紹介します。

*持ち込んだもの*
グレイスソープ(アトピーラボ)
アトピーラボは厳選オーガニック製品専門通販サイト。アトピー性皮膚炎をはじめ、敏感肌、お肌のトラブルで悩んでいる国内外の方々から支持されているそうです。グレイスソープには発泡剤・キレート剤不使用。オイルのちからだけで泡立つようになっているのが特徴。植物性のうるおい成分であるオウゴンエキスやオウバクエキス、シソエキスなどが入っていて、強すぎないいい香りもします。
少しきしみますが、キャンプのときはシャンプーとボディーソープの兼用石鹸として使用してOK。その代わり、コンディショナーバーでしっかり整えておきましょう。
>参考:グレイスソープ|アトピーラボ公式HP

ヴィーガンコンディショナーバー(エティーク)
ニュージーランド・クライストチャーチ発、プラスティックフリーなシャンプー作りを第一目的として誕生したブランド「エティーク」。今や世界規模で知られ、セレブも愛用するブランドです。日本ではネットショップの他、オーガニック専門店、大手バラエティショップの店頭でも販売されています。私が使っていた紫のパッケージ(ワンダーバー)はココナッツオイルが豊かに香り、リゾートにいるような気分になれます。旅先では液体のものを持ち歩くのは神経を使いますし、海外旅行となると液体物の持ち出しに制限がかかるためより持参が難しくなります。固形であれば扱いも楽で気にする点も少ないので安心。おすすめですよ。
>参考:エティーク公式HP

お風呂を出たら、コーヒー片手に満点の夜空を満喫。夜食と就寝。

by red

お風呂から上がり、身支度をして明かりを回収。建物の外に出たらびっくり。灯りがあっても1m先がほぼ闇(笑)。おばけが出てもおかしくないような雰囲気でした。そそくさとテントに戻り、急いで寝る準備…。寝床を準備してトイレに行った帰り。アレダンが一生懸命、空にスマホを向けていました。

見上げると満点の夜空!目の前ばかり見ていて全然意識が向いていませんでした。アレダンはGoogle Pixelで撮影しようとしていましたが、なかなか映らず…。私の一眼レフに「星空AF(オートフォーカス)モード」があるので、一応使ってみることにしました。ちなみにれっどさんは星空撮影が一番苦手です。(おそらくせっかちだからです。)

なんとか映せたのがこちらです。見えにくいですが、無数の星がたくさん見えています…。しかし、星空は裸眼で見るのが一番!今度「アレルギーフレンドリーキャンプ」へいらっしゃる方は、ぜひ自分の目できれいな星空を体感してみてくださいね!!(なお、れっどさんもスタッフで参加しますので、なにかわからないことがあれば聞いてくださいね〜)

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星空を満喫したらテントに入り、淹れたコーヒーで温まりました。また、私は珍しくお腹が空いてしまったので夜食を食べることに。温めるのは面倒だったので、そのまま食べられるご飯の缶詰「レスキューフーズ」の「鶏五目ごはん」を食べました。相当お腹が空いていたのでササッと食べきり、自分でもびっくり。通常、本当に少食なのです。
>参考:レスキューフーズ鶏五目ご飯

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歯磨きをして寝袋に入ったら、一瞬ラジオをつけてみました。まだ9時頃だったはずなので、地方チャンネルはまだ放送されていて、土地柄、なんと韓国のラジオも聞けました…があまり好みの内容ではありませんでした。早々にラジオをやめ、代わりに行きの飛行機で見ていた映画の続きを流しながら寝ました。寝付くまではあっという間。夜中一度も起きることはなく、朝の明るい日差しの中で起床しました。

>参考:購入したラジオ(最近は充電量が多く、多機能なものがたくさん出ています)
SPLAKS 防災ラジオ 大容量6000mAh|アマゾン
・・・後編に続く・・・