※前編に引き続き、長崎県大村湾の無人島・田島でのキャンプ泊についてのレポとなります。前編はこちら(https://usapen.info/red-tashima1-camp-2023/)をご覧ください。
目次
【2日目】
朝ごはんはなるべく”ファイアレス”に。
起床し身支度を整えたあと、まず行ったのは朝ごはんの準備。朝用の食事は一式持参していたので、それを食べることにしました。一方、朝もコーヒーを飲みたかったので、火を起こしてお湯は沸かしました。
*用意したもの*
・ファイアレスヒーター(グリーンデザインコンサルティング「The Next Decade」)
・7年保存おかず 牛丼の素(グリーンデザインコンサルティング「The Next Decade」)
※ノンアレ対応
・7年保存レトルトパン メープル(グリーンデザインコンサルティング「The Next Decade」)
※ノンアレ対応
・ソミート炙りカレー(染野屋)
※ヴィーガン
まず準備をしたのはファイアレスヒーター。この商品はスグレモノで、袋に入れた発熱剤にお水を入れるだけで最大100度まで加熱され、火がなくてもレトルトパウチをほっかほかにできるというものなんです!発熱剤は3つ入っているので、1セットで3食分は賄えるのです◎一家に1袋以上は、防災グッズに入れておきたいグッズです。
このパウチの中で「牛丼の素」と「ソミート炙りカレー」を温めました。10分も経たないうちに加熱は終わり温かに。手で持てる程度の熱さなので、すぐに開けていただくことが可能◎朝から温かい食事を素早くいただけるのは嬉しかったです。
私は牛肉のアレルギーがあるので、「牛丼の素」を食べたのはアレダン。「味がしっかり付いていて、ファイヤレスヒーターのおかげで程よく温まってもいるからより美味しいと感じる。」と申していました。
「ソミート炙りカレー」は二人で。私は辛さ耐性が強いので、あまり辛いとは感じず「子供でもたべられるかも」と思いましたが、彼が一口食べると「全然だよ!スパイシーだよ…」ということでした。私の辛さに対する食レポはあまり当てにならないかも知れません…汗。
食後は楽しみにしていたSUP!
出発まであまり時間はなかったものの、事前に予約をしておいたSUPをしに入江へ。
SAPとは「Stand Up Paddle(スタンドアップパドル)」の略で、サップと呼びます。カヌーやサーフィンとは違い、厚手で安定感のあるSUPボードに座ったり立ったりしながら、パドルで漕いでゆったりと水上移動を楽しむアクティビティです。波が穏やかな場所ですと体験できることが多く、入江以外にも湖や川で体験できるプログラムを用意している地域・会社もありますよ。
私はSUPは何度か経験しており、そこそこの距離も移動したことがあるので慣れていたものの、アレダンは初めて。なので、基本的な漕ぎ方や姿勢などをレクチャーしつつ、入江内をゆったり動いてみました。
島を取り巻く大村湾の大きさは、SUPで動いてみるとより実感できました。こんなにもプライベート感があって、誰も気にせずにゆったり過ごせるのは、東京はもちろん、他の観光地でもあり得ない光景。少しでもこの光景に浸れた時間は田島に来たからこそ得られた宝物だと思います。
マッハで帰り支度をして島を出たものの…
ギリッギリまで遊ばせていただいて、急いで着替えて荷物をまとめ、対岸にある「田島ベース」行きの小型船にダッシュ。10分程度で長崎本土に上陸し「田島ベース」で精算をしました。急いで向かえば近くの港から出ている空港行きの定期船に乗れるかも!とのことで車を出していただきましたが、一歩間に合わず…。そもそも帰りもチャーター船で空港に直行する予定だったため、帰りの飛行機の時間が決まっておりちょっと焦ったものの、ご厚意でそのまま空港まで車に乗せてくださるということに(泣)。お言葉に甘えてお送りいただきました(本当にありがとうございました…)。
車中、いろいろと身の上話などをさせていただいたのですが、我々が二人とも30代であることにやっぱり驚かれ「お二人ともアクティブですね!」と。そうなんです、私たちいつもすごく若くみられるんです。私一人でいてもそうですし、二人でもより一層というか…だいたい大学生くらいに見られます。ちなみに大学生にも「何年生ですか?」と聞かれたりするので、「10年ぐらい前に卒業したかなぁ」とか返して困らせています笑。すみません、余談でした。
空港に着くと荷物を下ろしていよいよお別れの時間。滞在中ずっとお世話してくださって最後までご迷惑かけてしまった好青年。心よりありがとうございました!
ちょっとだけ時間があったのでお土産探し
長崎空港はお土産売り場が充実しており、ハウステンボスで人気のチーズケーキや九州名産の焼酎、長崎で有名な五島列島の麺(そうめん・うどん系)やかんころ餅、かまぼこ、かまぼこをベースにしたハトシロールなど…目移りしてしまうので、悩むまもなくどんどんカゴにぶち込んで行きました(笑)。
私が空港で購入したかんころ餅はアレルゲンフリー(特定原材料等29品目)だったので、おすすめです(甘藷ゆで干し(長崎県製造)、きび粗糖、もち米(国内産)、ばれいしょでんぷん)。
参考:草加家 かんころ餅
飛行機の中で少しお腹が空いてしまうかも…ということでなにか軽食も食べておこうかとお店を探してみたものの、長蛇の列!これじゃ逆に間に合わない(汗)とのことで、お土産コーナーに戻り、塾講した結果、ハトシロールとさつま揚げ系のものを買うことに。売り場で売られていた冷凍品の原材料をチェックして、エビのものは食べられそうだと判断(肉の成分が入っていなかったため)。他にもいくつか購入し、あとはStar Bucks Coffeeでお茶を買い、ベンチで食しました。
ハトシロールは洋風かまぼこという感じ。揚げてあるのでスナック感もあり、小腹にはちょうどいい食べ物でした。でも、されど練り物。他のさつま揚げ系もいくつか食べたらズンとお腹いっぱいになりました。
参考:ハトシロール公式HP(ページ内、各商品の詳細を開くとアレルゲンが表示されます)
※基本的なアレルゲンは「卵・乳成分・小麦・牛肉・大豆・豚肉」。エビのみ、牛肉・豚肉成分が入っていません。
満足したところで搭乗開始。飛行機は問題なく運行し、夜に羽田空港に到着しました。
無人島泊を終えて:振り返り
今回は、人生で一度も経験したことのない、旅の仕事をしていても出会ったことのないサバイバルな旅の模様をお届けしました。限られたお写真でしたが、みなさんの想像力で一緒に旅した気分を感じていただけたら幸いです。
今回この旅を通じて私が感じたことは、「旅は参加する人みなが協力して成功させるもの」だということ。施設を調べるところから、飛行機などの予約、必要なもののリストアップ、現地での動き方、そして相手を思いやる心の余裕(笑)など。事務作業からメンタルまで全てが揃って補い合われて、それでやっと90点くらいになるのが旅行というものです。
彼女やママは女性という生物学的分類の特性を持っているからこそ、体力やキャパシティに限界があったり、精神的にも体調的にもキツイ時期を超えながら旅行準備をする…。その頑張りが家族や連れに伝わらないこともザラ。そしてもっと悲しい気分になったり、イライラしたりしてしまう。致し方ないことです。でも、それをどのタイミングでどのように解消するかが、体験したことのない冒険に出かける前に一番気をつけておきたいこと。その正解は人の数だけあります。大切なことは、みんなが納得して旅に繰り出すこと。旅の間も協力すること・相手を思いやることを決して忘れないことです。
2023年10月、CATでアレっ子オンリーのキャンプ泊を実施!!
そんな学びもあった私たちの無人島キャンプ泊でしたが、実は(みなさんもご存知かと思いますが)2023年10月28〜29日にはCATでもアレっ子キャンプ泊が企画されているんですよ!
→「旅する秘密基地共同企画!アレルギーフレンドリーキャンプ in八ヶ岳」
田島での超サバイバルを経験した私・れっど、気分は無双(笑)。このアレっ子キャンプ泊では、大人アレっ子ボランティアとしてみなさんのソトアソビを全力サポートします!!とりあえず、火おこしは任せてくれ(笑)みんなで今秋最高の思い出作ろうぜ!!それでは!!
ライター&フォトグラファー&アレルギー情報を発信している人。1992年生まれ。猫アレルギー(クラス6)なのに、実家で猫を飼っているクレイジーマン。ツレもアレルギーっ子だが、タイプが違う。
新卒の頃から都内のホテルスタジオにてフォトグラファーの下積みをしていたが、上層部から遠回しに「(アトピーの)見た目が悪い。隠せ。」と言われたり、お客様のお子様から「お姉さんはなんで胸のところがブツブツなの?」と聞かれたり…。ストレスでアレルギー&アトピー症状がブースト→2年10か月で夢やぶれ、転職。企業で広報活動などを担当しつつ、インハウスカメラマンとして微妙に活動。コロナが流行りかけの頃に「やっぱりカメラをちゃんと仕事にしたい」と思い、再び転職。旅行系webメディアに勤めつつ、培ったライティング・取材力をアレルギーに悩む多くの方々のために使いたいと思い「CAT」ライターを志願、現在に至る。SNSでも発信中(Instagaram:@redvegpes)。あ、中重度のアトピーでしたが、「デュピクセント」という高額注射に出会い超軽度になりました。詳しく知りたい方はInstagaramのDMまでご連絡ください。