【前編】旅するアレっ子直伝:旅に行くまでの準備まとめ

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by red

みなさん、夏がもう終わりかけていますね。。。この記事を書き始めたのは6月だったのに、もう9月下旬です。書き始めた当初「我が家は夏休みの予定をまだ協議中(長野に行くか、大阪に行くか、そもそも遠出をしないか…)ですが〜」などと冒頭に書いていたのですが、結局、大きなかき氷を食べに行くことと映画館で作品鑑賞しかこの夏やりませんでした。30代働き盛り、、致し方ない。。。
そんな私、れっどは実は本業で最低月1回は旅行に行っている勢。なので、暴風雨の日も灼熱の日も極寒の吹雪の中でもなかば強制的に旅をしているのですけれども(笑)そんな私から今回はアレっ子的「旅行に行く時の準備方法」をご紹介させていただきたいと思います。

目次

〜2週間前までにやること

まずは徹底的な下調べ

by red / れっどさんの実家の猫・モンちゃんでお送りします


行き先の基本情報をとにかく読み込みましょう。

旅に行く時はまず行き先がある程度決まっている状態だと思います。もっと言えば、目的の施設やスポットがあることでしょう。まずはその目的地の公式HPやスポットのある地域の観光協会のHP、自治体のHPをよ〜く読み込みましょう。

ものによっては形式が古かったり、うまくまとまっていなかったりして知りたい情報・知っておきたい情報になかなか行き着けない時があります。その様な時は、HP内から一旦離れ検索エンジンに戻り、ワード検索からやり直してみましょう。よくある例ですとアクセス方法(特にスポット自体が私営している交通機関の時刻表や運賃)・お土産・荷物預けロッカーなど。それぞれ「(スポット名) アクセス」や「スポット名 運賃」といったものです。

目的地や宿泊施設周辺の地図をなんとなく把握

by red / ガラケー時代の写真なので異常に画質悪いです笑

スマホで地図を見慣れている方でしたら把握しておくだけで大丈夫ですが、苦手な方は予め印刷して持っていくと良いでしょう。また、Wi-Fiが届かない様な場所に行く場合、海外に行く場合も同様に、念のため必要なエリアの地図は印刷して持っていくと良いでしょう。旅先で道に迷った時や行きたい店に行き着けない時など、地元の人に伺う際にサッと出せて便利です。そして、地図を持っているというだけでなんだか心の余裕も生まれます。

行き帰りの足と宿の予約は1ヶ月以上前から

by red

早めに予約すればするほど割引率が高くなることも多いので、旅行に行く日程が決まっているならまずは宿を抑えましょう。最近はキャンセル発生日まで猶予のある予約サイトもあるので、アレルギー対応の確認など先にしたいところですが、行きたい宿にある程度目星がついたならまず1件は抑えちゃいましょう

逆にお盆中など繁忙期は、人気のお宿は1ヶ月前に予約しようとしてももうお部屋が残っていないことも多いです。有名なホテルや旅館に行きたい!と思っている方はもっと早く動き出すことが必要です。

とりあえず大きなカバンは一つ準備

by red

旅行慣れするまでは何が必要で何があまり必要でないか(現地で手配すればなんとかなるか)は判断がつかないものです。私は撮影取材で旅をしていますが、この仕事を始めた当初は撮影に必要そうな踏み台や三脚、ライトなどの機材の他に、アレルギー対応のインスタント食品やドリンク、おやつ、お皿・コップ・カトラリーまでわんさか持って行っていたので、1泊2日なのに旅行カバンは1週間分くらいの荷物が入るものを使用していました。

そのカバンを持ち歩く時は確かに大変なこともありますが、宿や駅以外では基本的に開かないものではあるので、自分の安全・安心を確保するために必要なこととしてちょっと苦労を買った方が結果的に良かった、と思えたりします。

行き先についてレポをしている投稿を見て事前学習

by red

何かを体験する予定なら、その体験について専門的に情報発信しているブログやYoutubeを見て、必要そうなものや心構えしておくべきことを知っておきましょう。

旅先では日常生活では体験したことのないことを行うことが多いですよね。私も旅先にある「体験」をみなさんに紹介する立場の仕事をしているので、とにかくやったことないことに挑戦することが多いです。最近ですと、電気・ガス・水道のない無人島でのキャンプ泊など(こちらについては別の記事でご紹介しています)。その他、スノーモービルでないとアクセスできない山小屋に泊まったり、朝日と共にコーヒーを飲む体験をするためだけに極寒の夜明け前からサイクリングをしたり…。

特に最後の例では、「その場にいけばなんとかなるやろ」精神で基本的にぶっつけ本番で挑んでしまったところ、11月の山の夜明けがマイナス度下になることを知らずに大変な思いをすることになりました。秋の服装しか持っていっていなかったため、出発前から震えが止まらずツアーガイドさんにダウンジャケットを借りたり、宿に帰ってからすぐに湯船にお湯を貯め始め、貯めながら湯船に入ってブルブル震えたり…。

街ブラをするだけならそんなに天候に左右されることはないですが、自然豊かな場所に行く場合は必ず、天候がどう変わるのか・暑いのか寒いのかといった生存に関わる根本的な問題は絶対調べて行くべきです。

同行者とのケンカは事前に

by red

旅行準備期間はどうしてもママ・彼女が先導して準備をすることが多い気がします。とかく男性は(多くはですが)緻密な計画を立てたり、ホテルやお店を調べたりすることが苦手と聞きます。そのため、当日までの準備を全部任されてしまう方も多いと思います

飛行機のチケットだけでも取って欲しい、遊びに行く場所周辺の飲食店(ファミレスだけでもいいから!)をリストアップしてほしい、、、など、ちょっとした事務作業は任せたいところ。でも忙しすぎて指示を出す暇さえない。更には、頼んだところで「これもわからん」「あれもわからん」と自分で調べれば解決できることでさえ全部ママ・彼女に聞いてくる…!(すべて実話)

んもおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ってなったとき、それを旅先まで持っていくのはやめておきましょう。この時点ですでに、「もう旅行なんて行きたくない」というマインドになっているかもしれませんが、いいですか、旅先でケンカすると「”マジで”二度と旅行なんてするもんか!知らん勝手にしろ!」みたいな爆発を起こしかねないです。旅の思い出がゲロクソつまらないものになります…ここまで頑張って準備したのにもったいないです…。

ここで言いたいことは「言いたいことは事前に解決しておいて」ということです。

持病の薬、健康保険証(マイナ保険証)、パスポート(海外旅行の場合)

by red / 実際の事故現場

アレッ子旅行の必需品です!3つ目はそうではないですが(汗)後ほどご説明します…。

アレッ子にとって急な発症時の対処と、いざというときに医療機関にかかれる準備は命ほど大事なものです。私は常に1週間は過ごせる量の薬を持参していますし、健康保険証も保険証を紐づけたマイナンバーカードも持参しています。もちろん、マイナポータルアプリもスマホに登録済です。旅先でアレルギー症状が理由で医者にかかったことは幸い今日までありませんでしたが、先日、旅先で運転中に自損事故を起こしてしまい現地の大学病院の日曜救急にお世話になることがありました。業務中での事故でしたので結果的に労災対応になりましたが、このとき「常に私の財布には健康保険証が入っている」という安心感はとても心強かったです。

また、海外旅行に行くときは、1週間前からパスポートを身に着けてほしいです。特にADHD気質持ちのアレっ子さんは本当にやった方がいい!(汗)

<実話・れっどがやらかしたヒヤリハット>

by red

実は年に1度ほど、海外取材案件とご縁があり、仕事で海外渡航をすることがあります。

昨年の冬、韓国取材に行くのに祝日の朝の飛行機で出発する行程だったことがありました。いつも時間に余裕がないと言われている人間なので、この日はかなり時間に余裕を持って家を出発。移動中にお腹が痛くなり(想定内)、出発予定の成田空港第3ターミナル(第1、第2ターミナルから徒歩20分くらい離れているところ)につくなりトイレとお友達になっていたんですが、スッキリした頃同僚と合流し、じゃあチェックインしようとカウンターにいったその時…「パスポートが無い」と初めて気づいたのです。

家まで片道1時間、往復2時間。1時間後にはチェックインが締め切られてしまうというのに自分が取りに帰るなんてことはできない!!どうする、、どうする、、

ちなみにこの日の韓国行きの便はすべて満席。別の航空会社も満席で、翌日分からしか買えない状態。万事休す、となったとき一か八かでうちにいる彼(通称アレダン)に電話。奇跡的に出てくれたので、急いでパスポートを探して見つけてもらい、すぐに電車に飛び乗ってもらいました。

チェックイン〆切5分後にターミナルに到着。どうしよう締め切っちゃった、、と思っていたらカウンターの責任者の方が「大丈夫ですよ」と優先案内してくださいました本当に死ぬほど怖かったヒヤリ体験でした。

無事チェックインが終わった後、同僚が「彼に謝ってこいよ!」と時間をくれたので、ターミナルのフードコートで朝ごはんを食べていた彼に謝罪。「ところで、今日は仕事休んできたの。。。?」と聞いたら「え、だって今日、祝日だから仕事休みだよ。仕事だったら来れなかったよ。」とのことで。。。

あああああ祝日に救われたあああああああ、今回祝日で良かったああああああ(祝日に取材に行くのはイレギュラーです)という奇跡にも救われたことをあとから自覚した出来事でした。

…ということもありますので、パスポートは旅行に行く前から肌身離さず、持っていてください…!

2週間前〜前日までの直前準備

by red

ここからは直前準備について箇条書きで説明していきます。ここまで来たら旅行準備は基本的に気づいたものを買い足ししたり、インストールしておくと便利なアプリを入れるなど、細かい対応になっていきます。これまでに旅先についてお勉強してきたことが発揮される瞬間でもあります。ぜひ気を抜かずにひとつひとつ丁寧にご準備ください。

困ったら100円ショップ

by red

まずは100円ショップ。ダイソー、セリアなど大手から、個人経営の小さいところまで、掘り出し物を探してくまなく巡るのがキモ。いるかいらないかをジャッジしながら、より機能的なもの・使用イメージが湧くものを過不足なく買い揃えてみてください。買うか迷ったときは、パパや彼を連れていきましょう。彼らが「使う気がありそう」であれば買ってもいいと思いますし、「なんとなく、ママ・彼女が必要と思ってるのかなぁ、俺興味ないけど」だったら買わなくていいと思います。

タクシー会社の電話番号、バス・路面電車の路線図

by red

地方へ旅行に行くときはとにかく足の確保が大事!タクシーアプリでタクシーを呼べるのは東京・大阪・名古屋・福岡など、基本的に大都市だけです。ちょっと地方に行くだけで「タクシーは電話して配車をお願いするもの」となっています。ご注意ください。

また、地方のタクシー会社は配車エリアによって連絡すべき営業所が別れている場合があります。また、稼働している車の台数がとても少ない可能性がある(コロナの自粛中に台数・運転手が大幅に減少し、地方によっては稼働台数が2台しかない、ということもあります)ので、タクシーを使うことがほぼ確実ならば、準備期間中にタクシー会社に電話し「最近の配車状況(予約はできるのか?できない場合、配車まで何十分くらいかかるのか?)」を確認しておくのがベターです。

ちなみに、観光地ではない地方のタクシー会社の運転手は横柄な場合があります。希望した場所に連れて行ってくれなかったり、受け答えで逆ギレされることもあります。。。悲しいですが、そんなこともあります。

スーパー、コンビニ、ドラッグストア、100円ショップまたはドンキの位置

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滞在先、遊び行くスポットの周辺のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、100円ショップ(ディスカウントストア)、ドンキホーテの場所は抑えておいて損はないです。日頃選んでいる商品が揃っているお店は知らない土地で過ごす際の心の拠り所になります。どうしても食べられるお店・入れるお店が見つからなくても、この情報さえ知っていれば安心。今はグーグルマップなどいつでも検索できる地図情報が手軽に使えますので、ぜひ存分に活用してください。ちなみにグーグルマップなら、個人的にチェックしておきたいスポットをまとめられるリスト機能もあるので、旅先やカテゴリーごとにまとめておくと見返したいときに便利ですよ。

数万円の現金

最近、意外と忘れやすいのは「現金」です。キャッシュレスが浸透して、ペイペイなどのQRコード決済やクレジットカード決済、ICカード決済などが使えて当たり前のようになっている一方、観光地の中には現金オンリーのお店もまだまだあります。また、ATMや郵便局の営業時間が短かったり、休業していたりすることもあり、お金をおろしたいときにおろせない…なんてトラブルもなくはありません(実話)。

私は国内取材に行く際は必ず3〜4万、海外旅行の際は10万以上は現金を持つようにしています。目安は、自力で何処かまでは帰ってこられる金額であることです。

(持病以外の)体調不良、事故、悪天候への備え

by red

先程、持病の薬についてはお話しましたが、そもそも他の傷病にかかること、事故に遭うこと引き起こすこと、そして悪天候に見舞われてしまうことを忘れないでください。これは結構ヌケモレしやすいポイントです。

まずは、キズパワーパッドのような自己修復力を上げてくれるケアタイプの絆創膏、大きめのガーゼ、切り取り部がフリーになっているガーゼテープを入れましょう。現在の応急処置の常識では、アルコール消毒はせず、きれいな清水で傷口をしっかり洗い流し、体に備わっている良い菌まで殺さないようにしながら修復を促すこととされています。洗ったあとの傷口を清潔に保てるように、滅菌パックに入っているガーゼなどを利用するようにしましょう。ドラッグストアに何枚かセットで販売されています。

次に、冷えピタや温感湿布など。打撲、捻挫、その他肉体疲労時にケアできる製品は持っておいたほうが旅が楽になります。必要な分だけ箱から取り出して、小分け袋の状態でカバンに入れておきましょう。

続いて、胃腸薬、吐き気止め(酔い止め)、その他お腹の薬です。なれない土地でなれないものを食べたあと、乗ったことのない移動手段を使ったときなど、胃腸に症状が出ることがあります。そういったときの緊急対処として使えますので、少し多めにでも持っていくと安心です。

<余談。れっどが初めてハワイに行ったときの忘れられない話(ちょっと長いです)>

by red

予期せぬ事故でひどい胃腸症状が出ることもあるのでご注意ください。。。

昔、私がまだ小学校中学年の頃、家族でハワイ旅行に行ったことがありました。初めてのハワイ旅行で、今思い起こせばとても”おのぼりさん”な1,2日目を過ごした覚えがあります。

7日間の滞在のうち2日目、私達はハワイにある大きなアミューズメントプール施設に行きました(ホテルから徒歩2分くらいのところに大きな海があるにも関わらず!)。

英語がぜんぜん話せなかった我々。たくさんのアメリカ人がごった返している大きなプールで泳ぐ勇気があまりなく、小さい子用の小さくて浅いプールで遊んでいました。小さい子用のプールには、小さな滑り台があり、緩やかな水流でゆったり滑るタイプになっていました。私と兄はそれなりに大きかったので、滑り台の水流ではうまく滑れず、途中からは自力で下まで進んでいた状態でした。

何回か滑ったあと、兄は滑らなくなった地点で立ち上がり、歩いて下まで進もうとしました。その時、水流に足を取られ、後ろに思いっきり倒れました。その時頭を強く打ったのでした。このとき両親は近くにおらず、この一幕を見ていたのは私だけでした。

その時はなんともなかったので、その後バスに乗ってホテルまで戻ってきたものの、兄はだんだん「お腹が痛い」と言い出しました。一応夕飯を食べベッドに横になっていましたが、兄の症状は収まらず、ついには動けないままその場で戻してしまいました。。。そのとき、私だけがたまたま目撃していたので「にーちゃんが!!」と母を叩き起こし、父も騒ぎを聞いて急いでお風呂場から出てきて、両親が急いで介抱していました。(ホテルには父がカタコトの英語で状況を説明し、すぐにハウスキーピングの方がお掃除に来てくれました。迅速な対応をしてくださり、それなりに有名なホテル(マリオット)に泊まっていてよかったです。)

それから、ホテルが懇意にしているという病院から日本語の話せるお医者さん(千葉大学医学部出身のお若めの方でした)がお部屋まで来てくださり、兄を診察・薬を処方してくださいました。当時はどうして兄がこんな症状になってしまったか両親は検討がつかず、お医者さんは「長い受験勉強(兄は中学受験を終えてから日が浅かった頃)で体も精神的にも疲れていて、さらになれないフライトもあったから、いままでの疲労がどっとでてしまったのかもしれませんね」とおっしゃって帰られました。

それから4日間、兄はホテルの部屋で寝込みました。ハワイが一番大好きな母は兄の看病をして、大好きなハワイを全然満喫できず。一方、私と父は時間も体力も持て余していたので、二人で街をぶらぶらお散歩しにいったり、ハワイならではの大きな木やアロハシャツ店、ウクレレ店などをウインドーショッピング。海もそれなりに入り、マックロクロスケになっていました。

滞在最終日には兄の調子も少しは良くなり、みんなで海へ。帰る前に一つだけツアーに参加してから帰国しました。

この旅行から数年後、今度は私の中学受験後にリベンジハワイ旅をすることになったのですが、前回の反省を踏まえたスケジュール作りをしている時、ふと事故のことを思い出し「そういえば前にあのプールに行ったとき…」と初めて私は両親に、兄が頭を打っていたことを伝えたのでした。…両親唖然。「じゃああれは、きっと脳震盪(のうしんとう)の症状だったんだ」と数年越しに体調不良の理由が発覚。「なぜあの時言わなかった」と詰められましたが、まさか頭を打ったことが腹痛・嘔吐につながるなんて知らなかったので「そう言われましても…」という感じでした。汗。

話は長くなりましたが、皆さん、旅行先で遊びに行くとき、特にレジャー施設・スポットではお子さんからは絶対に目を離さないでください。「うちの子はしっかりしているから」「うちの子は頭の良い子だから(ちなみに兄は西日暮里にある進学校出身です。そんな人でもバカをします。)」と思わずに、やっぱり子供は子供ですから!ちゃんと監督してあげてくださいね…。

(飛行機で移動する場合)航空券の確認

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自分で航空券を手配している場合は、必ず余裕を持って航空券の内容を確認してください。日付・時間・発着空港名、全て間違えがないか指差し確認しましょう。たまにあります、1週間違いのチケットを買ってしまっていたとか、AMとPMを間違えて購入してしまったとか、「高松空港」に行きたかったのに「高知空港」を買ってしまっていたり、「庄内空港」に行かねばならないのにうっかり「山形空港」行きを買ってしまっていたり。早めに気づけばまだキャンセル・買い直しが可能です。ナルハヤでしっかり確認しましょう。

ちなみにですが、チケットの変更・払い戻しの際、電話窓口の利用を検討している方は要注意。この電話、つながるまでに最低30分はかかります。電話代もかかります。

また、エアトリなど格安チケット販売代理店でチケットを購入した場合のキャンセル手続きも面倒です。もし変更・キャンセルの可能性があるなら「チケット振替制度」がある航空会社の対応チケットで、航空会社のHPで直接購入してください。難しい手続きが少しでも緩和されます。

(飛行機で移動する場合)空港ラウンジで優待が利くクレジットカードを持参

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意外と忘れがちなのが「クレジットカード」の特典JAL、ANA、ダイナースクラブ、エポスなどのカード会員でもしゴールド以上(カード会社により対象になるランクが違うので一概にゴールドとも言い切れないものの目安として)のカードを持っているなら必ず持参して。国内の主要空港にあるラウンジを利用できることがあります。また、付き添い1名まで1000円で入れたりするのでふたり旅のときも絶対忘れないで。ちなみにラウンジではドリンクバーの他に缶ビールがもらえたり、よりハイグレードなラウンジに入れる特典付きのカードなら、ビールサーバーで注ぐビールやお菓子も食べられます。(…おそらく、よく海外旅行をしている方は良い特典を受けられるカードを持っている確率が高いので、もし身近にそういう方がいらっしゃったら一緒に旅行に行かせてもらうといいかも…。

(飛行機で移動する場合)空港内の飲食店とコンビニの把握

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空港の中にはいろんな飲食店がありますが、広いのでその場でお店を探そうとうろちょろするのはなかなか体力を使います。できるだけ事前に行けそうな飲食店の目星をつけておくのがベターです。そして、もし空港についてからあまり時間の余裕がなくコンビニとトイレぐらいしか寄れない場合もあるので、コンビニの位置確認もお忘れなく

(飛行機で移動する場合)航空会社のアプリをダウンロード→予めログインし、搭乗口の確認

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空港自体に搭乗口がくっついている環境が全ての空港にあるとは大違い。特に東京の空港は要注意です。

【羽田空港(東京国際空港)の場合】
国内線の場合は第1または第2ターミナルですが、そもそも航空会社や行き先によって振り分けられているので、第一歩目として「どちらのターミナル発」なのかを確認しましょう。

次に予定されている搭乗口を確認しましょう。実は羽田空港には。空港の建物から離れている地点から搭乗する「バスラウンジ搭乗口」というものがあります。
JALの場合:30〜40,84〜91が該当。
ANAの場合:500〜513が該当。


上記の場合、チケットを搭乗ゲートに通したあと、リムジンバスに乗って搭乗ポイント(飛行機待機場所)まで向かうことになります!ということは、バスの移動時間分早めに搭乗ゲートのあるバスラウンジについていなければならないということです。時間ギリギリの移動はアウトです!ご注意ください。
ちなみに過去3回ほどバスラウンジを利用したことがありますが、長崎・熊本・庄内空港行きの便で利用しました。おそらく、搭乗人数が少なめの便がバスラウンジ行きになるのかもしれません(予測です)。

また、空港に搭乗口が直結している場合でも、末端に位置する搭乗口の場合はかなり歩きますので、同じく時間に余裕を持って動きましょう

【成田国際空港の場合】
成田空港はターミナルが3つあり、どのターミナルにどの航空会社が就航するかについては不定期に入れ替わりが発生しているので、各航空会社の最新情報をチェックして間違えの無いように移動しましょう。

そしてご注意いただきたいのは(前述しましたように)成田空港の第3ターミナルは歩く場合は20分くらいかかります(全力で走ると5分ですが、運動不足の大人には正直厳しい距離です)。第2ターミナル前から無料のシャトルバスも運行しているのでぜひ活用しましょう。なお第3ターミナルまでは3分程度で到着します。

※2022年冬時点での状況では、ジェットスターやピーチエア、チェジュエアなどのLCC、その他一部の海外航空会社は第3ターミナル就航なのでお気をつけください。そして、これらの航空会社はチェックイン時間締め切り・手荷物に対する重量制限・重量オーバーに対する課金が厳重です。しっかり計画を立て、ほかの旅行の時よりも何倍も余裕を持って行動してくださいね。(私が韓国渡航時(チェジュエアでしたが)に許していただけたのは運が良かったからです。)

充電コード、モバイルバッテリー、充電用プラグ、延長コードや”タコ足”一式(いつもより多めに!)

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他の準備に気を取られて忘れがちなのが充電用グッズ!旅行に行く際は普段より調べ物をしたり、写真を撮ったりするので電池の減りがいつもよりぐんと早くなります。空港を出発する段階ですでに20〜30%も減ってしまっている…なんてことも充分あり得るでしょう。特にiPhoneの方は充電の減りが驚くほど早いので要注意です。

参考までに私が持っている装備をご紹介します。
┗充電コード:タイプC2本、タイプB1本、ライトニング1本
┗充電プラグ:タイプAジャック用1個、タイプCジャック用1個
┗モバイルバッテリー:コンセントプラグに挿せるタイプ1個、コードで充電するタイプ1個
┗延長コード:3m,5m各1本
┗タコ足プラグ:薄手タイプ1個、四角いタイプ1個

※私がカメラマンであること、仕事で宿泊する際は同僚と同室になることも多いことからよりカバー力高めのラインナップになっています。
※私も一応iPhoneを持っていますが、取材のときはあまり使いません。持っているライトニングコードは”同行者”に貸し出す用のものです(笑)よく「助けてほしい」と言われるので(苦笑)。

小さめの買い物バッグ・風呂敷

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結構忘れやすいグッズのひとつ。普段使っているカバンには必ず入れている、ちょっとしたエコバッグですが、旅行のときはいつもとは違うカバンを持っていることも多いので、日常の感覚で「エコバッグ持ってるはず〜♪」と買い物をしたはいいものの、カバンを開いたら「あ…置いてきた!!うわあ!!」となりやすい。。。

そんなときのために、私がおすすめするのは、いつも使っている旅行バッグの中に必ず「スーパーのビニール袋」と「風呂敷」を入れておくこと!風呂敷は、一見扱いが難しそうなイメージもありますが、数パターンだけ包み方を覚えてしまえば楽勝。開けば大判になってたくさんのものを包めるのに、持ち歩くときは折りたたんでコンパクトになる…なんて便利なんでしょう(うるうる)と感動するはず。

ちなみに、風呂敷はシニア層の方からのウケがよく、空港の床とかで広げていると興味を持ってくださり「席空けてあげるから椅子の上で作業しなー。若いのに風呂敷を使っているなんて関心だ〜」などと優しくしていただけることがあります。嘘じゃないんですよ。ほんとに、風呂敷効果はすごい。

機内で退屈しないための「メディア」を用意しておく

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航空法で、機内では電波を発する機器の使用は禁止されています(法律なので、破ると罰則がありますよ)。そのため、機内で電波を使いたい場合は、航空会社が提供している機内限定のWi-Fiを利用することになります(大手航空会社は無料会員登録で無料利用ができますが、提供していない航空会社もあります)。また、上空を飛んでいるため通信スピードが遅めになることも多く、大きなデータを取り扱うメディアの使用は難しかったりします。

そこでおすすめなのは、アマゾンプライムやNetflixといった動画配信サービスの「ダウンロード」機能を使って、予めいくつかの作品をスマホやタブレットにダウンロードしておくこと。ちなみに、手元で見るのに耐えられる画質であればOKなので、標準画質くらいを選んで置くのがベター。なお、ダウンロードにはデータが嵩むので、しっかりしたWi-Fi環境下で行うのを推奨します。

その他、電子書籍を利用したり、紙媒体のものを持ち込んだりするのももちろんおすすめです。また、お子様同伴の場合は「トラベルノート」をつけてみるのも◎いわゆる旅行日記ですが、最近は絵を書いたりチェキで撮影した写真をマスキングテープで貼り付けてみたりと、デコレーションしながらノートを作るのが楽しいと少し盛り上がりを見せていました。狭い機内で知らない大人たちに囲まれて不安なときは、神経をより刺激してしまう動画をみるより、手元で没頭できるものにトライしていただくほうが安心につながるかもしれません

旅行準備こそ入念にすれば、旅本番はもっと楽しい!

by red

いかがでしたか?今回は私の”やらかし”エピソードも交えながら、旅行の準備期間にやっておくと良いことをお伝えしました。旅行準備にやり過ぎということはありません。準備不足で後悔してしまうより、たくさん想像を巡らせながら、楽しく準備をしてみてくださいね