【7月27日開催報告】あつまれ!食物アレルギーっ子!」 ぼくらの夢のお菓子を考えよう!~モリウム&研究所見学もあるよ~

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アレルギーっ子にとって、小麦 卵 乳製品でできているお菓子は少し遠い世界に感じるもの。
そんなお菓子の世界を、少しのぞけるイベントをお菓子の会社森永製菓さんと一緒に開催しました。
その名も、あつまれ!食物アレルギーっ子!」 ぼくらの夢のお菓子を考えよう!~モリウム&研究所見学もあるよ~

目次

企画って何?お菓子の企画会議を体験しよう!

実際にお菓子を作る… というのはなかなか難しいですが、お菓子を作るというのはなにも「商品そのもの」を手で作り出すだけではありません。
「作る」にはまずは、自分の考えや気持ちを仲間とともに共有しあう最初の一歩が必要なのです。

そう!それが「企画会議」です。

今回はそんな模擬企画会議を体験してみました。

でも、小学生の子どもたちのとって、企画会議は少し遠い存在…なかなかイメージつかないところもあります!ので、まずはクイズや寸劇を交えて「企画会議ってなに?」を知ってもらいました。

寸劇をしているのは、森永製菓の社員さんです。なかなかの名演技。あの有名商品ができる裏側が少しのぞけました(たぶん)。

次に子どもたちは保護者の方と別れ、子どもたちだけで4つのチームにわかれいざ企画会議!

(今回は16名(内1名体調不良でキャンセル)の子どもたち。4人×4つのチームにわかれて活動しました)

ここにいる子たちは全員何かしらの食物アレルギーがある子たち。普段隣に自分と同じアレルギーをもつ子がいるという体験は、なかなかありませんがここには「全員僕らと同じ」がありました。
自分のアレルギーはなにか、自分が食べられるお菓子は隣の子は食べられるのか。自分がお菓子に思うことは、本当に相手が求めていること?
これって大人でもすごく難しい課題ですが、子どもたちは自分の想い、相手の想いをくみ取り一つの夢のお菓子を作り上げていました。

 

話し合いのポイント

今回の企画会議では子どもたちに4つのポイントを話し合ってもらいました!

1:味(チョコレート風味、バナナ風味など)
2:食感(ザクザク、とろとろ、ふんわりなど)
3:夢ポイント
4:ビジュアル

大人だと凝り固まってなかなか新しい発想がでてこないのですが…
子どもたちさすがすぎる!自由!自由過ぎてすごい!!!!!!
いい意味で欲張りで、こだわりがあって、優しい!

発表しよう

チームで話し合った内容は、みんなの前で発表!
1チーム3分という短い時間ですが、発表初めての人も慣れている人も、自分たちが考えた夢のお菓子を他のチームの子や、合流した保護者の皆さんの前で発表しました

高学年の子が発表するチームもあれば、2年生の子がチームのリーダーとなって発表したりと、子どもたちのチャレンジする心が見られました。

モリウム見学へ

発表のあとは人気施設「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」へ!

ここは森永製菓の歴史やさまざまな製品の工夫などを学べる場所です。
普段は本当予約がいっぱいでなかなか入れない場所なんです!
森永製菓の人気製品の裏側を知ることができて、子どもだけでなく、幼い頃から森永製菓製品を食べている保護者の皆さんの目がキラキラ!

そうだよね!みんな森永製菓製品を食べて大きくなったんだもん!

食物アレルギーっ子にとっては、森永製菓さんの製品全てが食べられるわけではありません。
ですが、食物アレルギー「だから」知らなくてもいいというのは違います。

食物アレルギー「だけど」知るという姿勢。自分には関係ない、食べられないんだから知らなくていいではなく、「だけど」知ることで自分たちが大人になったとき、どういったことができるのか…を考えられるのではないのでしょうか?
発表の時にも思ったのですが、子どもたちの想像力は無限大!

それゆえに、食物アレルギー「だから」と「知」の経験を断つのはきっと違うんだろうな、とモリウムの中で目をキラキラさせている子どもたちを見て強く思いました。

サプライズゲストと撮影&研究所の見学

最後はみんなで記念撮影、集合写真を撮ろうと思ったその時!

スペシャルゲストが!

ドーーーン!

森永製菓さんといえばキョロちゃん!ですよね!

キョロちゃんがみんなに会いに来てくれました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

かわいい・・・(キャラ好き)

みんなの声

キョロちゃんに出会えてよかった!
今までの森永製菓の発明品、歴史を知れてよかった。

みんなでお菓子を考える時間が楽しかった!

オリジナルのお菓子を考えるの楽しかった!

初めは緊張していましたが、グループのみんなと一緒に商品を考えた事がとても楽しかったようで帰り道でも「あの子がこんな風にお話ししてね〜」とキラキラの笑顔で教えてくれました。 また、実際にお仕事されてる方たちの現場を見させていただいた事で普段口にしてるものがどんな風に作られているか、感動してました。 住む地域、年齢も異なるお友だちと交流できた事もとてもいい刺激となり楽しかったようです。

アレルギーがある子供達が、実はたくさんいると知り、みんなで食べたられる、楽しいお菓子を考えたり、相談したりできたので。

みんなの夢のお菓子を…

今回の企画で、子どもたちは自分以外のアレルギーっ子たちと交流できました。
そして、自分だけでなく、食物アレルギーをもつみんなの夢のお菓子に触れることができました。 その想いを知り、触れることが森永製菓さんを始め、大人全員に必要な場でした。

そして子どもたちにとってもう一つ新しい世界を見ることができました。
それは、今回一緒に企画した森永製菓の社員さんとの出会いです。
実は、森永製菓の社員さんの中に、重度食物アレルギーだったという人もいました。その人の存在も、子どもたちにはとても刺激になっていました。

ぜひこの方のことはこちらのブログでご覧ください♪

食物アレルギー「だから」をなくす世界。その一歩を踏み出せたような気がします。

special thanks 森永製菓研究所&新規事業開発部のみなさん