【後編】旅するアレっ子直伝:飛行機移動に関するポイントまとめ

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by red / ホノルル空港(ハワイアン航空)

この記事は前回に引き続き、旅の準備に関してポイントをお伝えしていきます。前回までは前日までの旅行準備についてでしたが、今回は当日についてです。特に難所の多い飛行機での移動にフォーカスを当てて行きます。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

目次

当日 空港に到着したらやること

ここでは、空港に到着し、飛行機に搭乗するまでのポイントをご案内します。

国内線の場合、空港には最低でも1時間前には着く。国際線の場合は4~5時間以上前に!

by red / 前回に引き続きれっどさんの実家猫・もんちゃんでお届けします

想像以上にチェックイン&手荷物検査場の通過締め切り時間は早めです。そのため、国内線の場合は搭乗の1時間前に到着してしまうと、急いで手荷物検査場の列に並ばないといけない状態になります。また、交通機関の麻痺により予定時刻に到着できないこともしばしばあるため、移動時間は最低でも「予測時間+30分以上」見るようにしてください。なお、食事をしたいなら、搭乗時刻の3時間前にはついておくといいでしょう。

国際線の場合チェックイン締め切り時間がそもそも数時間前に設定されており、その他に換金や国際Wi-Fiレンタル手続き、保安検査、出国審査、(世情により検疫も※コロナ蔓延時は事前作成書類も多くめんどくさかった)などモリモリなので、夜の便に乗るとしても、午前中のうちに空港で待機しているくらいのほうがベターです。幸い、羽田空港も成田空港も食事処やカフェが充実しているので、時間を潰すことは苦ではありません。

預ける手荷物の中/持ち込む手荷物の中それぞれにNGのものが入っていないか確認

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安全上の観点から、一部のものに関して、持ち込み制限がかかってます。うっかり入れてしまうと捨てられてしまったりするので必ず、自動手荷物預け機に入れる前に「預ける方」「持っていく方」両方の荷物をしっかりチェックしましょう!

なお、特に注意すべきものを下にまとめました。

・カッター、眉切・鼻毛切はさみ、ムダ毛・ひげそり用レイザー、十徳ナイフ、マッチ、加熱式タバコなどは「預ける方」の荷物へ入れる。(その他にもあるので必ず航空会社や空港の対象ページをご確認ください。)

・カメラのバッテリー、ライター(1本まで)、電子機器一式は手荷物へ

飲み物はできるだけ飲み切っておく(検査に時間がかかる)

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手荷物検査場で飲み物のチェックが入ります。未開封のものはスムーズに通れますが、飲みかけのもの、水筒に入っているものは専用の機械でチェックをし、場合によってはその場で一口飲むように指示されることもあるので、ちょっとタイムロスが発生します。手荷物検査場を抜けた先の待合スペースでも飲み物は買えますし、機内でも飲み物は飲めますので(航空会社により無料/有料がある)「手荷物検査場には飲み物を持ち込まない」と考えていたほうが楽かもしれません…。

ただし私はいつも水筒(しかも炭酸の飲みもの対応の特殊な水筒)を持っているため、毎回タイムロスしてます。そして、特殊な水筒ゆえ、スタッフさんがいつも開け方がわからず苦労していて、毎度靴を履きながら(後述)使い方を教えているのでよりタイムロスしています…。

ちなみに、手荷物検査場は国内線の場合、出発時間の40分前には通過しておきましょう。そして、閑散期でも、検査場前で5〜最大30分並ぶことを見越しておいてくださいね。
※なお韓国からの帰りの便は早朝便だったにも関わらず、チェックインに60分、検査場通過に30分強かかった(コロナ禍中)。

手荷物検査場を通過したら、座席で使用するものだけ小さい袋にまとめておく

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機内に入ると、大きな手荷物は基本的に頭上の収納棚に入れるため、座席に座っている間に使いたい電子機器や周辺グッズ、その他利用したい「メディア」類を分けておいたほうが搭乗後が圧倒的に楽です。待合の時間を持て余す前にこの作業をしてしまいましょう。また、分けて持つための小・中サイズの巾着袋をかばんに忍ばせておくとより便利でしょう。

飛行機に乗る&機内

チェックイン時にわかる「搭乗グループ番号」を確認

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座席の場所や、搭乗にお手伝いが必要か否か、ハイグレードな座席かどうかでグループが変わります。小さなお子様連れの方、搭乗にお手伝いが必要な方が一番初めに案内が始まり、その後ハイグレード席の方(GROUP1)、中央窓側席の方(GROUP2)、中央通路側席の方(GROUP3)、後方ブロックの方(GROUP4)…というような順番で案内がされます。
※GROUP2~4の区分は一例です。

それぞれアナウンスがかかるので、案内アナウンスがされるまで搭乗ゲートに近づくのはやめておきましょう。

搭乗ゲートを通過し、ボーディングブリッジ(搭乗橋)を通っていよいよ飛行機に乗り込んだら、すぐ横の台の上に注目。JALやANAの場合には飴やお手拭きが置いてあります。自由に取ってOKなので必要な方はササッと取りましょう。

使わない手荷物は収納棚に。

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待合の間にまとめておいた「飛行中に使いたいグッズ一式」だけを座席に残し、他の手荷物は即収納棚に入れましょう。またグッズ一式は一旦、前のシートの網ポケットに入れるか、前の座席の下に入れましょう。

なお、自分のシートの下に入れたり、抱えたりするのはNG(抱えていいのは座席に座れる年齢に達していないお子様のみです)。どうしても大事なもの(壊れやすい)で、上の荷物棚にもシート下にも入れたくない時は、乗務員さんに伝えてください。乗務員さん用の貨物室で保管していただけます。また預ける際、汚れ防止の不織布袋に入れていただける場合もあります。

ちなみに、緊急時に脱出のお手伝いをする席を選択した場合は、前の網ポケットも座席の下もないので、必要最低限のものをズボンや上着のポケットにしまい込む必要があります。

使えるサービスはフル活用。席についたらまずはWi-Fi設定と充電

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席についたらまず、飛行機がドアクローズする前に機内無料Wi-Fiの設定をしましょう。登録・利用方法については網ポケットに案内が入っています。(前述のようにWi-Fiを提供していない、または有料である場合があります。)設定したら機内モードへの切り替えをお忘れなく。

Wi-Fiを設定しつつ、座席足元にある充電ポイントからスマホの充電を開始しましょう。座席によっては接触が悪いこともあるので、ちゃんと充電されているかを目視確認することも重要です。

お子様連れの場合、前後左右の方に一言声掛けをしておく

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小さなお子様がいらっしゃる際は、前後左右の方に「子供のことでご迷惑をおかけするかもしれません…」と一言声がけをされるのがおすすめです。狭い機内ですから「子供がいるんだからうるさくなっても当たり前でしょ」という態度はあまり感心できるものではありません。皆いろんな事情を抱えて利用しているので、人によっては大変イライラしてしまうこともあります。周りが我慢することを当然と思わずに、相手の立場も想像して気持ちのいい飛行時間にしましょう。

トイレタイムは離陸後・着陸前35分ごろ

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離陸して30分程度すると、ベルトサインが消え「ドリンク支給タイム」が始まります。本州&九州行きの移動であれば、ドリンクを楽しめるのは30分程度。またすぐ着陸体制になりベルトサインがついてしまい、座席着座タイムになってしまいます。そのため、さっさとトイレに行き、いただいたドリンクはさっさと飲み、必要であれば早めにトイレにもう一度行っておきましょう。

気圧対策・乾燥対策

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座席の場所やフライトの状態により、気圧を強く感じることがあります。気圧が苦手な方は通路側の席や、気圧対策のイヤホンをするのが良いです。ただし、イヤホンをしていても気圧対応できないときがあるので(耳の奥が縮まって少々痛くなる)、持ち込んだドリンクを何口か飲むか、持っていなかったら乗務員さんに伝えて水をいただいてみてください。なお、薬を飲むアクションをしていたりすると、乗務員さんが自主的にお水をお持ちくださることもあるので、話しかけるのが苦手な方はぜひ活用してみて。

なお、国内線でも気圧の乱れで機体が大きく揺れることは多いです。時にはタワー・オブ・テラー並みに上下することもあります。ベルトサインが消えていたとしても、着席したらベルトをする習慣を身につけておいてください

by red / ハワイアン航空機内にて(2022年のものです)

そして、乾燥対策。機内は特に空気が乾燥しやすい環境なので、化粧水や保湿用クリームなどを持参しておくと無難です。国際線のときは長期滞在になるので、保湿グッズ持ち込みはマストです!ちなみに、ハワイアン航空を利用した際、エクストラ・コンフォート以上の席であればハワイの有名デザイナーさんとコラボしたオリジナルのアメニティキットをいただけるので安心です。

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(なお、お子様には持ち帰り可能なカトラリーセットをいただけますよ。)

スマートな立ち振舞いで、旅の始まりを快適に。

いかがでしたか?アレっ子はもちろん、旅をされるいろんな方にお伝えしたい内容を詰め込みました。すでに知っているよ、という内容も多かったかもしれませんが、「こんなTIPSもあるよ!」という方は是非コメントで教えてくださいね。