エピペンを機内に持ち込むには!?機内でのアレルギー対応あれこれ

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はじめまして、こんにちは!北海道に住む大学生、メグです。
皆さんは海外旅行に行ったことがありますか?アレルギーっ子を連れての海外旅行は不安な事が多く、実現はなかなか難しいですよね。ですが異国での経験は家族にとって素敵な思い出にもなりますし、現地で安全に過ごすことができたという経験は親子にとっても自信になります!
海外旅行に興味をお持ちの方々に、国際線フライトでも安心して食べられる機内食をご紹介します。

目次

空の上でもアレルギー対応食で美味しく、安心!

近年、日系の航空会社では国際線フライトでのアレルギー向け機内食が充実しています。また国際線フライトは様々な国籍の人々が利用するため、それぞれの宗教に対応した機内食メニューも用意されています。インドのヒンズー教は牛肉が食べられないなど、世界には「食」に制限がある宗教が多く存在するからです。
そんな食に制限がある宗教向けの機内食、アレルギー対応の機内食のことは「特別機内食」と呼ばれています
特別機内食には以下のような内容のものが用意されています。
アレルゲン対応(7品目、27品目)、ヒンズー教対応(牛肉なし)、イスラム教対応(豚肉、ゼラチンなし)、シーフードミール(魚類・甲殻類のみ)、ジャイナ教(根菜・動物性のものなし)など。健康に配慮した食事では低グルテンミールやフルーツミールも用意されています。

アレルギーっ子にはアレルギー対応食だけでなく、各々の除去項目によって宗教対応食も利用できるかと思います。

実際の機内食紹介

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私は以前、ANAのロンドン行き国際線でベジタリアンミールを利用しました。ベジタリアンミールの申込みは事前にインターネットで申し込みました。
ヨーロッパ線なので洋食を意識したパスタが出てきました!他の乗客の方々と同じように温かい食事でした。機内でも安心して食事ができるのは嬉しいですよね。初めての海外旅行でしたが、私も問題なく安心して食事を楽しむことができました。

和食も食べましたよ!↓
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英語に自身のない方、海外旅行が初めてという方には日系の航空会社をおすすめします。もちろん外資系航空会社でもアレルギー対応食は用意してあります。航空会社を選んだら、次は忘れずに機内食の申込みをしましょう。機内で特別食を利用したい場合は、当日その場で選ぶことができません。事前に電話やインターネットを通じて、機内食申込みをしておく必要があります。
さあ、機内食を申し込んだからと言って油断してはいけません。万が一、機内でアナフィラキシーショックになった場合のためのエピペンを持ちこむこともお忘れなく!

次にエピペンを機内に持ち込む時の注意点をお伝えします。保安検査を通る時はどうしたらいいの?是非これだけは気を付けておいて!という点を挙げたいと思います。

エピペンを機内に持ち込むには

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エピペンを持ち込む際は必ず、預け荷物ではなく機内持ち込み手荷物に入れてください。機内持ち込み手荷物に入れたら、保安検査では荷物から出しておくとベストです。

エピペンを持ち込む時は日系航空会社では原則、事前申告や診断書は必要ありません。しかしスムーズに保安検査を通過するためには、処方箋や主治医の診断書があると良いでしょう。もちろんこれらは英語で書かれたものが必要となります。主治医に依頼する際には、事前に診断書を英語で作成可能かどうかを確認しましょう!

また航空会社によっては独自の対応を行なっています。例としてブリティッシュエアウェイズや日本航空ではナッツフリー対応の機内環境作りをしてくれます。エピペンを所持していることを知らせることで、対応してくれます。航空会社が決定したら情報収集をお忘れなく!

念には念をという方に、プライオリティ・ゲストという航空会社のサービスを紹介します。事前にサポートが必要であるということを登録しておくことで、安心に飛行機での旅をすることができます。書類を郵送して申し込むことができます。一度、登録しておけば再び飛行機に乗る際もとっても安心!

まとめ

私は子供の頃から海外へ留学することが夢でした。しかし食べられない物が多く、海外での生活なんて夢のまた夢。両親にも海外渡航を反対され、悔しい思いを抱えていました。今では無事に留学も経験し、毎年様々な国へ旅行しています。
アレっ子だから諦めないといけない、ではなくアレっ子だから叶えられたという経験を増やしていきませんか?

参考URL
国際線の特別機内食の紹介
日本航空 https://www.jal.co.jp/inter/service/meal/special/menu/
全日本航空 https://www.ana.co.jp/international/departure/inflight/spmeal/index.html

Written by メグ

厳格食事療法を20年超続けた現役大学生。
旅好きで、暇があると国内外へフラフラ。
自身の食物アレルギー経験を生かし、皆さんの食物アレルギー生活を親子にとって良いものにするお手伝いをしたいと考えています。

アレルギーっ子にとって海外旅行はハードルが高い!と思われるかもしれませんが、
きちんと航空会社に連絡するなど、連携をうめば、ハードルは下がるかもしれません。
エピペンを持ち込む際は必ず航空会社に事前に伝えること!また、メグさんのアドバイスを参考に、処方箋(英語版)も持ち込むことも重要ですね