【食べられるから始まる食のコミュニケーション】CAN EAT制作秘話インタビュー

友達と外食に行くとき、レストランに予約を入れる時など、食物アレルギーがあると、たくさんの場面で「自分のアレルギーは・・・・」と説明をすることがあると思います。
とても必要なことだけど・・・何度も何度も何度も何度も・・・大変だよ!!!!!!!!!!!!!!!!
という方にとてもぴったりのサービスが登場!
その名もCAN EAT(キャンイート)

今回、中学生になり友達同士のお出掛けや外食が増えてきたという、中学キッズライターのさくらちゃんとあんちゃん二人に、CAN EAT代表取締役 田ヶ原絵里さんにインタビューをしてもらいました。

目次

サイトを作るきっかけになったのは、実のお母さんのアレルギーから

なぜサイトの名前を、「CAN EAT」にしたんですか?


いろんな旅先や海外でも使ってもらいたかったので日本語ではなく英語にしました。
また食物アレルギーに特化するのではなく、広く「食べる」という部分で多くの人に使ってもらいたいと思い、「食べられる=CAN EAT」というこの名前にしました。

なぜ、このサイトを作ろうと思ったんですか?

― 私自身はアレルギーは持っていないのですが、じつは母が、50歳頃にお米のアレルギーになってしまいました。
外でご飯を食べるときにお店の人にアレルギーについて伝えるのが本当に大変で、「言葉で説明しなくてもパッとお店の人に伝えられる方法はないか」と思ってこのサービスを考えました。

開発途中に感じた、食物アレルギーへの理解と現状

作っている中で、考えたことや発見したことはありますか?

― 外食マップを作ろうとしましたがマップの中では表示できることに限界を感じました。
母のお米アレルギーのように27品目以外のアレルギーを持っている人も少なくなかったので、そのあたりをどうにかしたいな、と。

作っている中で苦労したことはありますか?

― 「食物アレルギーに完全対応できます」といってくれるお店は少ないことです。
それでもできるところはやってくれるというようなお店もありましたが、27品目以外のアレルゲンを伝えると驚かれたり、そこまでは対応できないといわれたり、アレルゲンが多いと説明が大変だったり。
そういうお店に対して、そのあたりを細かくわかりやすく伝えられるようにするのが難しかったです。

実際にサイトを作って思った事はありますか?

― 私が思っていたよりも、自分や家族の食物アレルギーについて、人にどう伝えるかなど困っている人が多いと感じています。
サイトは定期的に更新していて、便利な機能も付け加えるようにしています。つい最近では、自分の情報だけでなく、お子さんの情報を追加できるようにしました。
これは以前「子どもの情報を登録できますか?」とユーザーさんに聞かれたためです。
日々、ユーザーさんが使いやすいように、そして便利にしていけたらと思っています。

食物アレルギーが特別じゃなくなる社会を目指して

このサイトをどのような人たちにどのような形で活用していってもらいたいですか?


― 飲食店などに、CANEATのカードを置いてもらいですね。そして、実際にお店に足を運んだら、そのカードを使って自分のアレルギーのことを登録しもらう。
そうしたら、二回目から同じお店に行ったときには自分のアレルギーの事を言わなくて済むし、自分の事を知っていると思うと、また同じお店に行きたくなるんじゃないかな?って思います。
お店に自分のことを知ってもらっているって思うと、なんだかうれしくなりますよね。思わず常連さんになっちゃうかも!

なぜ、自分のだけではなく、友達などのプロフィールを見ることが出来るようにしたんですか?


― 私はアレルギーは特別なことではない!って思っています。それは、アレルギーがあってもほかの人と変わらない日常を送ってほしいという想いからです。
また、アレルギーがない人でも、アレルギーがあるかもしれないというのを当たり前に思ってほしいからです。
そのため、アレルギーが無くても、好き嫌いだけで登録出来るようにしました。
例えば、お土産の時などに「何が好きなんだっけ?」とか、「何が食べられなかったんだっけ?」と、悩むことも無くなって、食べられないものを買う事も無くなると思ったからです。
食の嗜好を通じて、お互いの理解に役に立てたら、と思います。

アレルギーがあると「食べられない」というネガティブな言葉が先行しがち。
だけど、このサービスは CAN EAT 。食べられるという想いがあふれているんだと感じました。
食べられるものから始まるコミュニケーション。友達同士で「食」を通じてお互いの理解に繋がったらよいなと思いました。

今までありそうでなかった新しい視点でアレルギーをとらえていて、実際にこのサイトを使ってみてすごくおもしろいなと思いました。言葉で説明すると大変なアレルゲンも、細かい点までしっかり簡単に伝えやすいし、アレっ子のIDとして、スマホに入れていつでもすぐ使えるのが便利でぴったりです。またアレルギーだけじゃなく、家族や友達の食の好みとかも入れられるので、みんなで会食したりお土産を探したりという場面でもすごく役立ちそうでした。たがはらさんもすごく気さくでお話していて楽しくて元気をもらえました。

CAN EAT
URL:https://caneat.jp/
CAN EAT(キャンイート)は食べられないものを登録することで、カンタンにお店や友だちに伝えられるサービスです